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ドリルを売るには穴を売れ / 佐藤義典
2010.03.07 Sunday 00:39 | ┣ BOOK さ行
「ポルノ雑誌が日本に上陸か!?」と思わせぶりなタイトルのこの本は真面目にマーケティングについて書かれたビジネス書。
大学時代は全く興味がなかったのに(経済学部ですが、、)最近は興味がわいているこの分野。仕事では超無縁ながらも、社会人として基本的知識くらいは身につけておきたいところ!
本田直之氏が提唱してるパーソナル・マーケティングで表現されるように、モノを売るということ以外にも“自分を売る”“自分という価値を売る”行為が非常に重要視されるであろうこれからのイケダ。勉強してみる価値は多々あり!
そんなわけで、本書はマーケティングの基本的な理論を噛み砕いて非常にわかりやすく書かれており、初心者であるイケダにとってもすんなりと理解できる1冊。
で、その基本理論というのはたったの4つ。
1)ベネフィット
2)セグメンテーションとターゲット
3)差別化
4)4P
シンプル イズ ザ ベスト!!
無駄に長い理論書よりもスッパリとした内容で解りやすい!!
さらに素晴らしいのが、全250ページの内、半分がマーケティング小説という構成。
4つの基本理論に基づいた簡単な小説で、思わず「なるほど」と言ってしまう。
また、論理的に理論を展開しており、一貫性をもった考え方を学ぶことが出来るのが本書の特徴。1つの理論だけを習得するだけでなく、全体を知ることが大事と暗に教えてくれます。個をしるには、全を知れということですね!
極めてわかりやすく書かかれており、内容もそれなりのレベル。
マーケティングの基本書としては3回は目を通したい1冊。
(逆に上級者には超物足りないでしょうが。。)
★★★★★★☆☆☆ 7本 (完読 2010.03.06)
謎の会社、世界を変える。 / 須田将啓・田中禎人
2009.09.13 Sunday 22:54 | ┣ BOOK さ行
あぁ、やっちゃった、やっちゃいました。もうめちゃめちゃ、面白い!!
身体の芯から熱くなれる。これを読んで熱くなれなかったら、人間として欠陥だ!!読んだ後すぐに何かに挑戦をしたくなる!!
基本的には起業したときの体験物語だけど、それだけではとどまらない“情熱”といった精神が、文字を通してビンビンに感じ取れる。
イケダはITよりの考え方ができるので、非常に共感できる部分が多かったってのも大きい。システム設計でのコミュニケーションの重要性や苦労話など非常に納得。そして、その壁を乗り越えて夢に向かい突き進んでいく情熱。その突き進む先はまだ誰も進んだことのない道。自分達で築いていくその精神力に感服。今の日本人に欠けているものなのだと思う。
未知・謎への挑戦とっはいかなるものなのか!?この本には挑戦者の情熱がつまっている。人生の適齢期(そんなものないけど)を迎えるまでには絶対に読んでおくべきビジネスパーソン必読の1冊!!
★★★★★★★★★★ 10本 (完読 2009.09.13)
ハサミ男 / 殊能将之
2009.08.19 Wednesday 17:23 | ┣ BOOK さ行
まっさらな気持ちで読んだら感想は変わっていたかもしれないが、読む前から叙述小説ってことを知ってたので、ちょっと衝撃が小さくて・・・非常に残念。
ただ、まっさらな気持ちで読んでも面白かったのかどうかは不明ですね。評価されてるよりは薄い内容かなと思ったりしました。
複線もあることにはあるが、どうにも少し違和感あったりして緻密というには遠いかなぁ。そもそも怪しい人がはじめから怪しいってのがヤ。普通過ぎる人がサイコキラーって方が・・・あ、これもまたベタですね。なんせそういったところの裏切りが欲しかったです。
全体的に少々辛口な感想になったのは、期待度が大きすぎたから!気軽な気持ちで読むのが面白いって思う。
★★★★★★★☆☆☆ 7本 (完読 2009.08.19)
フェルマーの最終定理 / サイモン・シン
2009.07.07 Tuesday 01:28 | ┣ BOOK さ行
文系とか理系とか全く関係なく無我夢中で読んでしまう1冊。
実際のワイルズが証明したフェルマーの最終定理については1%も理解出来ていないが、数学という素晴らしき学問の面白さに感無量になってしまう。途中に出てくる難解な言葉・証明も恐ろしいくらいに理解しやすく書かれており、このように文章化出来たことが奇跡に近いだろう。
数学というものの奥深さ、その片鱗を感じることが出来る。単純に今まで見ていた数字というものが、別の世界にある物体にすら見えてくるだろう!!
幾人もの天才たちが挫折を繰り返し、少しずつ証明が進められたフェルマーの最終定理。美しき「数論」に興奮と感動が∞!!
★★★★★★★★★☆ 9本 (完読 2009.07.07)