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結果を出して定時に帰る時間術 / 小室淑恵

今までビジネス本は記録をつけてなかったんだけど、今年は読書記録として付けていこうと考えている。しかも出来る限りキチンとしたカタチで書いていきたい思ってる。
読んだことを整理するのって大事っていうしね!

さて、そんなわけでビジネス書の書評、記念すべき1発目は、小室ちゃんの『結果を出して定時に帰る時間術』。
小室ちゃんの本はなんせ「早く帰りましょう!」ってのが多いけど、その中でも1番有名であろう本書。

ある日、イケダが出社してみるとポンと机の上に置かれてありました。
どーやら会社から「残業が増えそうな人」対象に普及されたようです。
う~ん、別にそんなに残業してる気はないのだが・・・。



さて、そんなわけで読み始めた本書、主な内容をまとめると以下の3点。
 1.ライフワークバランスに対するライフの重要性!
 2.ワークに対する業務効率化の方法!
 3.ワークをライフに取り入れる方法!

あくまで子育てがいる女性の観点から書かれてるのが特徴的。
本書でいうライフとは主に子育てに重点が置かれており、そういった立場、またはそういった状況に近い男性が読んだ方が学ぶところは多かったかなと思う。

なわけで、どの立場にも当てはまらないイケダが読み終え、個人的に重要だと感じたのは『インプットの重要性』。
これは色んなビジネス本にも書かれてることだけど、優れたアウトプットを行うためには優れたインプットが必要という当たり前の考え方。
ビジネスというより、笑いという観点からしても非常に重要なことで“色んなことをインプットして再構築してアウトプットできる人間が本当に面白い”という自論を展開しているイケダにとっては納得である。

で、そういったインプットを増やすためにはどうしたら良いのか?
その答えが、業務効率化により定時ダッシュである!と論じられてるわけだが、この業務効率化の箇所が少々強引で論理的でない。そもそも、優れたインプットは会社の外にある!という観点が強いのが頂けない。
但し、その箇所を除きあくまで重要なのは時間の有用活用であると割り切ってしまえば、確かに一理ある内容で、ワークライフバランスたるものについて真剣に考えていく必要性は感じられた。

別に定時に帰ってもやることがないので仕事してるわけだが、少しばかり趣味や刺激あるものを吸収していこうという気にはなった1冊でした。
★★★★★★☆☆☆☆ 6本 (完読 2010.02.14)

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レヴォリューションNo.3 / 金城一紀

エネルギーあふれる高校生青春小説。
2時間あれば読み終え、読後は「高校生に戻りてぇ!」と単純な思考にたどり着く作品。金城氏の得意(?)な在日系の登場人物も出てきて、単純な物語ながら差別に対する考え方なども含まれている。と言っても、基本はおバカ小説。“痛快”とはまさにこのこと!
3話が収められており‘僕’の視点から物語は展開。シリーズとして成り立っているものの、少しずつ時期間が違うので仲間との絆の強さが徐々に理解できるようになっている。夢を抱いて今を真っ直ぐに優しく生きている少年たちに、なんだかちょっとしたジェラシーも出てきたり。。
登場人物の構成上、石田衣良の4TEENを彷彿させちゃうけど・・・、ま、面白い!ってことで問題なしです。
★★★★★★★☆☆☆ 7本 (完読 2010.02.12)

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ターン / 北村薫

北村薫、時と人三部作『ターン』!人生がターンしちゃうぜぃ!
イケダが好きな時間もの小説。本作は同じ時間が繰り返される世界に入ってしまった女の人のお話。『ループ』ではなく『ターン』ってのが良い。
世界観が判りやすいようにか、非常に詳細な設定、かつ主人公による(勝手な)世界への解釈が多くみられる。かなりの矛盾、パラドックスがあるものの、ターンしてしまう世界で起こりうる事象は、心理描写を含め非常に繊細に伝わってくる。
全体的な印象として、前半はスローテンポ。話の展開が遅くて若干イライラ。そして後半は、駆け足。え?え?っていう間に終わってしまう。あと、最後にはわかるのだが、文体が特殊で始めの内は少し戸惑ってしまう。。
それでも、時間に対してのワクワク感、甘い純愛、そして胸を締めつけられる孤独感、さらに恐怖感と色々と味わえちゃう!時間の重要性を再認識させられる奥が深い作品です。
★★★★★★★☆☆☆ 7本 (完読 2009.08.28)

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金のゆりかご / 北川歩実

20世紀最後の覆面作家、北川歩実のミステリー。
脳構造を改造する早期教育による天才育成がテーマの作品。
テーマはすごくGood!脳科学に興味があれば惹かれる内容である!!・・のハズなのだが。構想練り直した方が良くないですか??
まず登場人物の人間性が全く理解できない。ただ、ゲームの駒を進めていく様にしか書かれていない。主人公の苦悩も時折出てくるのだが、どうにも弱い。まったく共感できない。全く意味のない登場人物も沢山いてるし。あとは何よりも物語の構成。遠回りして背景を固めていく割りに、なんだか拍子抜け。どんでん返しではあるものの、意外性がない。読み手の感情をつかめないのは、筆者の力不足か!?
ただ、単純に脳に興味があるならば興味深い。物語に出てくるように天才育成は可能だと思われるし、事実をもとに勉強して書かれている作品だとは思われます。
★★★★☆☆☆☆☆☆ 4本 (完読 2009.07.31)

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