[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
匠千暁シリーズ
2010.02.07 Sunday 14:47 | ┗ BOOK その他
立て続けに読み漁っている西澤保彦氏の匠千暁シリーズ。
匠千暁をメインにしつつ脇を固める3人のキャラもしっかりと確立してる物語。
正直な話、ミステリーとしてはいまいちかもしんない。
雰囲気は暗いし論理的に弱い強引な結末を押し付けてくる部分があったりで、、
うん、確かに問題はあるね。。
てか、西澤保彦といえばSFミステリが秀逸。
イケダは絶対にこっちのんがLOVEマシーン!面白い!!
全部を読んだわけじゃないが、限られたルール配下での論理的な進め方が非常にそそられる。
(読んだことない人は、ぜひこちらを!)
そんなわけでSFミステリは非常に面白いんだけども・・・
そこにない魅力、それがこの匠千暁シリーズにはたっぷりとつまってる!!
ミステリの内容うんぬんかんぬんでなくミステリを通して映し出される4人の人間ドラマ。
心の深い部分というか人の考え方というか、なんせ通常のミステリ小説と違い、一個人の内面に重きを置き、それを徐々に変化させていくというある意味リアルミステリー。
これはシリーズ化していくことでしか表現できないわけだし、感情移入してしまったが最後読み漁らなければ夜も寝れないのである。
さて、そんなわけで夜も寝れずに読み漁ってるのだが、このシリーズ、びっくりすることに作品の発表順と物語の時系列がバラバラという奇想天外なシリーズなのである。
というか、一作目が未来の物語なんだから、こりゃ・・・
ええ加減すぎるやろ!!
作者もあとがきにて「あまり考えてないよ~ん♪」的なことを書いてて、読み手としては困ったもんである。
繰り返すが、普通のミステリ小説としてはイマイチ。
あくまで人間ドラマ込みのミステリとして、非常に魅力的なわけ!
ってわけで、きちんと時系列で物語を読むことでこそ本来のカタチ!(のハズ)
そこで、改めて時系列ごとに組みなおしたものを下記に残す。
<学生編>
『彼女が死んだ夜』
『麦酒の家の冒険』
「解体守護」(解体諸因-5)
「新・麦酒の家の問題」(謎亭論処-8)
「見知らぬ督促状の問題」(謎亭論処-2)
『仔羊たちの聖夜』
『スコッチ・ゲーム』
「印字された不幸の手紙の問題」(謎亭論処-7)
「招かれざる死者」(黒の貴婦人-1)
「黒の貴婦人」(黒の貴婦人-2)
『依存』
『身代わり』
<社会人編>
「解体昇降」(解体諸因-3)
「解体迅速」(解体諸因-1)
「解体出途」(解体諸因-6)
「スプリット・イメージ」(黒の貴婦人-3)
「夜空の向こう側」(黒の貴婦人-5)
「盗まれる答案用紙の問題」(謎亭論処-1)
「消えた上履きの問題」(謎亭論処-3)
「呼び出された婚約者の問題」(謎亭論処-4)
「懲りない無礼者の問題」(謎亭論処-5)
「ジャケットの地図」(黒の貴婦人-4)
「閉じ込められる容疑者の問題」(謎亭論処-6)
「解体信条」(解体諸因-2)
「解体肖像」(解体諸因-7)
「解体譲渡」(解体諸因-4)
「解体順路」(解体諸因-9)
て、これは勝手にどこかのサイトからコピペしただけなんよねぇ。
イケダもまだ全部読んだわけじゃないので、このリストを参考に読み漁りたいだけなんです、実は。
Trackback
Trackback URL:
Comment