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卒業―雪月花殺人ゲーム / 東野圭吾
2009.06.29 Monday 00:53 | ┣ BOOK は行
加賀恭一郎の原点。
現在、7作目へと突入した加賀恭一郎シリーズ1作目。
心優しき刑事加賀の大学生のときの物語である。これは今から20年も前に書かれた作品で、東野氏にとっても長編2作目となる1冊。
今の東野氏の作品に比べると見劣りするものの、これを30歳にもならぬ人間が書いたと思うと自分があまりにも小さく感じてしまうのでショックである。
設定自体は割とよくあるものだし、真剣に考えたところでトリックを見抜くことは不可能だが、作品の面白みはそこにあるのではなく、動機にこそこの作品の面白みがある。これは今の東野氏の作品にも言えること。
動機を紐解くにつれ、タイトル「卒業」の重さを感じることが出来る。
殺人といった重苦しい中にも、青春が入り込んでいて、そこから自分の卒業を感じずにはいられない。卒業って何なんだろう・・・。
★★★★★★☆☆☆☆ 6本 (完読 2009.06.29)
現在、7作目へと突入した加賀恭一郎シリーズ1作目。
心優しき刑事加賀の大学生のときの物語である。これは今から20年も前に書かれた作品で、東野氏にとっても長編2作目となる1冊。
今の東野氏の作品に比べると見劣りするものの、これを30歳にもならぬ人間が書いたと思うと自分があまりにも小さく感じてしまうのでショックである。
設定自体は割とよくあるものだし、真剣に考えたところでトリックを見抜くことは不可能だが、作品の面白みはそこにあるのではなく、動機にこそこの作品の面白みがある。これは今の東野氏の作品にも言えること。
動機を紐解くにつれ、タイトル「卒業」の重さを感じることが出来る。
殺人といった重苦しい中にも、青春が入り込んでいて、そこから自分の卒業を感じずにはいられない。卒業って何なんだろう・・・。
★★★★★★☆☆☆☆ 6本 (完読 2009.06.29)
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