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私が彼を殺した / 東野圭吾
2009.07.26 Sunday 12:58 | ┣ BOOK は行
加賀恭一郎シリーズ5作目。
3作目の『どちらかが彼を殺した』と同様、最後まで犯人はわからない!最後の1行が「犯人はあなたです!」なんだもん。
今回の容疑者は3人。物語は、3人それぞれの視点から、つまり‘三人称一視点’で進んでいく。各人が被害者に殺意を抱いており、誰が殺人を起こしてもおかしくはない。この構成が感嘆に値する!推理を進める上でのヒントをこちらに投げつつも、確信的な箇所は隠していく、かつ、3人それぞれの視点での事実を並べてみれば全てが繋がる、という何とも論理的な構成に仕上がっている。
被害者は確かに殺されて当然の人だ(事実、イケダがトドメをさしたかった)が、3人からの視点ではなく婚約者の美和子、または加賀の立場からの物語も見てみたかった。どのように推理を進めていったのか、気になるところではある。しかし、加賀恭一郎、ダンディーだ。。
★★★★★★★★☆☆ 8本 (完読 2009.07.26)
3作目の『どちらかが彼を殺した』と同様、最後まで犯人はわからない!最後の1行が「犯人はあなたです!」なんだもん。
今回の容疑者は3人。物語は、3人それぞれの視点から、つまり‘三人称一視点’で進んでいく。各人が被害者に殺意を抱いており、誰が殺人を起こしてもおかしくはない。この構成が感嘆に値する!推理を進める上でのヒントをこちらに投げつつも、確信的な箇所は隠していく、かつ、3人それぞれの視点での事実を並べてみれば全てが繋がる、という何とも論理的な構成に仕上がっている。
被害者は確かに殺されて当然の人だ(事実、イケダがトドメをさしたかった)が、3人からの視点ではなく婚約者の美和子、または加賀の立場からの物語も見てみたかった。どのように推理を進めていったのか、気になるところではある。しかし、加賀恭一郎、ダンディーだ。。
★★★★★★★★☆☆ 8本 (完読 2009.07.26)
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